2013年6月17日月曜日

全国、取り扱い書店『おいしいものは、お父さん、お母さんに教わった。』

『おいしいものは、お父さん、お母さんに教わった。』
5月に発売しました。

みなさんから寄せられている感想がとてもおもしろいです。
それぞれのお家のごはんを紹介してくださる方も多く、
みなさんの記憶を呼び覚ますお手伝いも、この本がしているようです。

また、作ってみたいなどのお料理が千差万別、人それぞれなのが、
また、興味深いです。
今回はお料理初心者でも出来る様な簡単なおうちのおかずが多いです。
気になる、掲載のお料理の写真をちょっと、ご紹介しておきます。

越前おろし蕎麦、すこの甘酢漬け by山浦舞子

ラザニア by守屋洋子

青魚の焼き浸し by 平沼妹子

たこめし by 中沢真紀子

だっし by トミヤマトモミ

いかにんじん by 武田友紀

ルーから作る日本のカレー+らっきょう はちみつレモン漬け by 林恵子

下記は、取り扱ってくださつている全国の本屋さんです。
書きますので、お近くの本屋さんで見てくださいね。



札幌、ジュンク堂/紀伊国屋
旭川、ジュンク堂
弘前、ジュンク堂
盛岡、ジュンク堂
秋田、ジュンク堂
仙台、ジュンク堂イービーンズ店
郡山、岩瀬富久山店/みどり書房桑野店/ジュンク堂
長野、平安堂新長野
松本、丸善&ジュンク堂
新潟、ジュンク堂
富山、Bなかだ本店
沼津、マルサン仲見世店
静岡、戸田書店
浜松、谷島屋
豊橋、精文館
名古屋、ジュンク堂/ジュンク堂/ジュンク堂ロフト店
鈴鹿、宮脇書店
四日市、シェトウ白楊
岐阜、カルコスBC
彦根、サンミュージック
和歌山、WAYガーデンパーク
京都、アバンティ/紀伊国屋/ジュンク堂/阪急ブックファースト/恵文社
大阪、京橋紀伊国屋/ジュンク堂本店/ジュンク堂梅田/ジュンク堂千日前/   
   ジュンク堂天満橋/ジュンク堂難波/紀伊国屋/旭屋ナンバシティ阪急
   ブックファースト
西宮、ジュンク堂/BFガーデンズ
神戸、ジュンク堂三宮/ジュンク堂三宮駅前/海文堂
姫路、ジュンク堂姫路駅前
広島、ジュンク堂/ジュンク堂駅前/ふたばMEGA
福山、啓文社PP
松山、ジュンク堂
丸亀、紀伊国屋
徳島、紀伊国屋
松山、ジュンク堂
米子、本の学校今井BC
福岡、ジュンク堂/紀伊国屋
長崎、紀伊国屋
大分、ジュンク堂
熊本、リブロ、長崎書店
鹿児島、ジュンク堂天文館
那覇、ジュンク堂

関東、
宇都宮、喜久屋書店
高崎、ジュンク堂
前橋、戸田書店
浦和、須原屋
大宮、ジュンク堂
与野、ジュンク堂/BookDEPOT書楽
川越、阪急ブックファースト
八重洲、八重洲ブックセンター
丸の内、丸善
銀座、INAX/阪急ブックファースト
神田、書泉グランデ/書泉ブックマート/三省堂/岩波BSC
池袋、リブロ/ジュンク堂
秋葉原、書泉ブックタワー
渋谷、ブックキューム/リブロ/阪急ブックファースト/丸善&ジュンク堂
新宿、ブックファースト/阪急BFルミネ/紀伊国屋/紀伊国屋南
青山、リブロ
吉祥寺、ジュンク堂/モクチョーイ
下北沢、ダーウィンルーム
立川、オリオンノルテ
青葉台、阪急ブックファースト
横浜、有隣堂東口
藤沢、ジュンク堂/有隣堂
茅ヶ崎、LAMA Coffee、カロカロハウス
鎌倉、たらば書店、松林堂、Sasuke storetreep

公共図書館/大学図書館にもあります。

ウッブ、
田舎の本屋さん、ジュンク堂丸善、紀伊国屋、楽天、amazon他、など

2013年6月3日月曜日

ばっぱ齋藤さんと遠藤さんの語り継ぎ−2

今回の語り継ぎで初めてお聞きするお話で、
心に残ったお話を少し、書きます。
昨年、お聞きしたお話は、2012年12月のブログを見てくださいね。
(それを読んでからの方が、下記状況、判るかもしれません。)

人間一番、基本は食べて、排泄して、寝るという事ですよね。
避難所でないホームセンターの屋上に避難した齋藤さん達は、
誰も助けに来てくれないので、知恵を絞って、これに立ち向かいました。

トイレは最初、屋上の一画に場所を決め、
その次の日には、ホームセンターの廃材を使い、
工具を使い、トイレを作られ、廻りや天井を覆いと
だんだんに男性達が作って行ったそうです。
避難先がホームセンターの屋上というのが、
ラッキーだったとおっしゃっていました。
でも、簡単に伺ってしまいますが、
100数十名の排泄されたものの処理など考えると、
ものすごく、大変な事です。

お風呂は、この屋上から降りてもすぐ入れず、
何日も後になって入った時には、
髪を洗うと、真っ黒などろ水になり、
お風呂は垢で白濁したそうです。
十三浜の遠藤さん達は沢の水を汲んで、
お風呂はわかめなどを入れる、プラスチック容器を使ったと言ってました。
十三浜の方は3ヶ月半後まで、水、電気全く、復旧しなかったそうです。

また、ホームセンター屋上に避難した方々は
結局、そこで、1週間を過ごすのですが、
喰うや喰わずで、落ちている魚を(石巻なので、流れついた冷凍の魚があった)
これまた、偶然、隣がお酒やさんだった為、お酒で洗い、消毒し、(水がないので)
焼いて泥だらけのまわりは取り、(泥と言っても、ガソリン、汚物いろいろ混ざった)
中身だけを食べていたので、ひどい食中毒などは、出なかったそうです。

ただ、全く、誰も、食料など援助に来てくれなかったので、(ヘリコプターはブンブン飛んでいるのに)
数日後から、1日1食になり、
みんな、ふらふらだったそうで、
齋藤さんのお孫さんは、1週間後に知人宅に避難した時に、
急に、ちゃんと食べた為に、
胃腸がおかしくなって、大変な事になったそうで、
こういう時は少しずつ食べないと死ぬ事もあるそうですから、
みなさんも憶えておくといいですね。
また、このお孫さんは、脱水症状でフラフラになったそうで、
やっと、見つけてきた、ポカリスエットをあげたら、
急に、シャキとなったそうです。

また、1週間後、ホームセンター屋上から降りた時でも、
亡くなられた方の遺体は片付いていないで、(木に子供がひっかかって居たり)
仕方なく、生き残った方々がふとんをかけたりしたそうで、
齋藤さんが知らずにふとんを持ち上げたら、
お母さんが子供抱いた遺体だったそうです。
隣のスーパーは、
店内に津波で流された、80−90人位の遺体があったそうです。
と言ったように、戦場のような光景だったんだろうと、想像します。
(それを眼にしたかどうかは大きな違いですね。)

でも、そんな中、九死に一生を得た方々もいらっしゃいます。
一番、驚いたのは、車が津波で流され、
一人だけ、他の車(そちらはみなさん、亡くなられ)に続かず、
別の方向に流され、流された先が葬儀社だった方のお話。
流れついた時には、車の中が水で一杯になっていたけれど、
葬儀社の2Fに避難している方々がいらしたので、
車の中から助けられたそうです。
でも、意識をなくされたそうで、
葬儀社の方の知恵ある行動で助かったそうですが、
そのお話がびっくりでした。
この方、ずぶ濡れなので、まず、服を脱がされ、
カーテンでミイラのように包まれ、
体温が低くなってしまったので、
温かくする為に棺桶の中へ入れられ、
なんと、なんと、3日後に意識を取り戻したとか。

もう1つあった棺桶も、
他のみなさんで代わる代わる、
暖をとる為に入って寝たそうです。
意外なものが、役立つんですね。

と、いろいろ、書ききれない程のお話を伺いました。

本当に、遠くから、お話に来てくださった、
齋藤さん、遠藤さんご一家に感謝します。
ありがとうございました!

2013年6月2日日曜日

ばっぱ齋藤さん+遠藤さん語り継ぎと石巻のおやつ at ces

石巻、鹿妻の齋藤ばっぱと
十三浜の遠藤水産、遠藤さん一家が
鎌人いち場参加の為、鎌倉へいらっしゃいましたので、
前日、cesで311の語り継ぎと、
石巻のお菓子、『がんづき』の作り方を教えてくださいました。



語り継ぎは、昨年、鹿妻で開催したお料理教室の時も
してくださったのですが、
今回も、前回には、お聞きする事出来なかったお話の数々に、
心うたれました。
(くわしくは、次のブログに。)

遠藤水産、遠藤さんも、前回に続き、
お話をしてくださったのですが、
聞きにくい事や、話づらいような内容もお話くださり、
やはり、直にその体験をお聞きすると言う事は、
TV、新聞などの報道とは違い、
とても、重い、心に響く事だなーと、
今回も、つくづく、思いました。

また、みなさんがいかに知恵を使って生き延びたかが、判り、
お話しくださった事は、いつか、災害にあった時に、
私達の役に立つと思いました。


お話をお聞きしている間に蒸しておいた、がんづきは、
私、林が、たくさん蒸し器に入れ過ぎた為、失敗し、
(膨らみたいのに頭つかえ膨らめず。)
少々出来上がりが???になってしまったのですが、
味はおいしく、みなさんにおいしく食べて頂けました。

下の写真は当日作った量の半分で平和に出来上がったがんづきです。