今回登場の、萩原かなえさんは、
湯河原で、カフェトスカーナと、
お料理教室をやっていらっしゃいます。
あいにく、冬の雨の日で、
でも、絵のように、素敵に曇った水平線を見ながら、ドライブ。
お店は住宅街にあります。
熱海の古民家に近々、お引っ越しをなさるのだとか。
今日は、お店は、お休み。
湯河原は、みかんなどの柑橘類や、
お魚、野菜など、地域で採れるものには
恵まれた土地です。
そんな土地柄も活かした、
イタリアンを作っていらっしゃる、かなえさん
最近、河出書房新社から、
料理本、『カフェトスカーナのシンプルイタリアン』を
出版されました。
でも、今回は、特別に『残り物には福がある』レシピを
紹介してくださるという事で、
午後は、お教室の予定もあって、お忙しい合間に
手際良く、ささっと、2品作ってくださったのは、
納豆が残ったらの『納豆チゲ』と、
葉っぱが残ったらの『青葉のカレー』です。
納豆チゲ
材料
納豆 1パック
しじみ 1パック
にら 1束
キャベツ 1/8個
にんじん 1/2本
もやし 1袋
豆腐 1丁
A
味噌 大さじ1 1/2
醤油 小さじ2
水 大さじ1~適量
にんにく(すりおろし) 小さじ1/6
粉唐辛子 小さじ1/2
ごま油 大さじ2
水 200cc
糸唐辛子 適量
お茶パック
作り方
1、しじみは砂出しをしておく。
その後、お茶パックに入れる。
2、納豆はタレと混ぜておく。
3、にらは、5等分に切り、キャベツはザク切り、にんじんは短冊切り、
豆腐は1口大にちぎっておく。にんにくはすりおろしておく。
4、Aは、合わせておく。
5、鍋にごま油をひき、糸唐辛子以外の材料すべてを入れ、強火にかける。
6、沸騰したら、弱火で12~13分煮る。糸唐辛子をのせる。
出来上がり!
簡単でいいですね!
しじみをお茶パックにいれるのは、
しじみを出汁として使うが、身は小さいので食べない為だそうです。
そうすれば、いちいち、取り除かずに、食べ易いんですね。
簡単に出来て、いろいろな野菜が食べれていいですねー。
玉ねぎ入れたり、小松菜入れたり、
その時ある、合いそうなものも使うそうです。
韓国料理で、納豆と似た糸ひきの味噌、
チョングッチャン(清麹醤)をチゲ鍋に使う事から、考えついたそうです。
日本でも納豆汁もありますから、似た事、
どこの国の人も考えるんですね。
(余談ですが、ces講師のトミヤマさんはゴーヤのカレーに納豆使っていました。
麺入れて食べたり、こちらもおいしかったです。)
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さて次は、青菜が残った時のカレーですが、
こちらは、サーグチキン(または、サグチキン、または、パラクチキン/ ほうれん草のカレー)を
ヒントにカレーにしてらっしゃるそうです。
カレーはいろいろな方がこのシリーズでも取り上げていますが、
ごはんの強い見方ですねー。
青葉のカレー
材料
A
大根の葉 1本分
または、青菜 100g
塩 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
水 50cc
B
トマト水煮缶(カット) 200g
水 50cc
カレー粉 小さじ1/2
塩、コショウ 少々
C
ガラムマサラ 小さじ1/4
生クリーム 大さじ2(ヨーグルトでも可)
にんにく(すりおろしのオイル漬け) 小さじ1/8
塩、コショウ 適量
にんにく(すりおろしのオイル漬け)は下記です。
作り方
1、大根の葉は、1cm幅に切る。
2、鍋にAを入れ、フタをして火にかける。
沸騰したら、弱火で7~8分蒸し煮する。
3、鍋に直接、バーミックスを入れて使い、細かくする。(かけなくても可。)
4、Bを入れ、フタをして10分煮る。
3、Cを加え、ひと煮立ちしたら、塩、コショウで味を整える。
こちらもあっという間に出来上がり!
しょうがすりおろしを加えてもよいそうです。
この日のごはんは贅沢にワイルドライス入りでした。
大根葉だけでもおいしいんですねー!
おいしく頂きました!
ごちそうさま!
かなえさんは、
大学の食物学科で日本料理を学んだ後、
旅行会社に勤務され、世界各地の料理に魅了され、
ル.コルドン.ブルー料理コースでお勉強なさったそうです。
そういう経歴だからこそ、
引き出しにいろいろなお料理が入っていて、
残り物も有効利用し、おいしく食べれるんですね。
忙しくお仕事なさっているかなえさんだからこそ、
簡単に出来る方法(お茶パックを使ったり、鍋に直接、バーミックスを使ったり)を
いろいろ教えて頂きました。
下記はお店で出していらっしゃるお菓子類
こちらもおいしく頂きました!
このお店とは、お別れですが、
熱海の古民家も楽しみですねー!
新情報チェックには、
トスカーナのHPで、
photo by千葉祐子