2012年11月5日月曜日

ces韓国の旅2012−5


5日目は、どこに行こうか迷った末、
テピョンハンにいわしを食べに行く事にしました。
ちょっと、下調べしてはあったんですが、
他の町に行こうかとも考えていたので、
きちんと、詰めてなかったので、
迷いながら、ローカルバスを乗り継いで、なんとか行けました。
韓国の方々はすごく親切で、
迷ってそうだと思うと、積極的に教えてくださるので、
とても、助かりました。
ここは、言ってみれば、三浦半島の小さな港って感じの場所でしょうか。




ハングルが読める参加者のおかげで、
やっと、目当てのレストランに行って、
私が辞書でひいた『いわし』という言葉を見せた所、
ちょっと、日本語出来るレストランの女性が、
『ここには、いわしはないです』と言うではありませんか。
えー!!、せっかく、1時間半もバスを乗り継いで来たのに、
ないのー!!と、がっくり。
でも仕方ないので、中に入って、ハングルのメニューを
見ながら、説明を聞いて、頼んでみると、
上記写真の、ひしこ/かたくちいわしが出てきました!!

私が辞書で調べた単語はきっと、マイワシの事で、
出て来たのは、かたくちいわし/しこいわしだから、
ミョルチって言えば良かったのかな?
(ちなみに、まいわしとかたくちいわしは、
前者がにしん科、後者がかたくちいわし科で、科が違います。)
日本語では、どちらもいわしというけれど、
ベトナムでも、ニョクマムの産地で
原材料についての話をしていた時に、
いわしのベトナム語を見せたら、
違う違うと言われましたから、
言葉的にも日本語とは違うんでしょうね。



そして、もう1品頼んだものは、
上記(ちょっと、青く写ってしまいましたが)
ハングルで穴子と書いてあったもの。
出て来たのはどう見ても、食べてもハモって感じで、

おもしろいのは、キャベツと紫キャベツのせん切りに
きなこをかけたものに、チョコチュジャンのようなものをかけて、
それと、これを一緒に食べるんだそうで、食べてみました。
おいしいですが、不思議な組み合わせでした。
でも、韓国の穴子は大きくって、穴子だった可能性も捨てきれません。


帰ってから、再度調べてみると、この港、
4月には、いわし祭りをする程、
いわしが名物だそうです。(4月もかたくちいわしだと思うけど)
煮干し(主にやはり、かたくちいわしが材料。時々,ほかのいわしのもありますけど)や
チョッカル,セウジョッなどお土産に売っていました。
















バスに乗ってキジャに移動。
市場は活気があって、新鮮な魚貝や海藻を売っていて、
また、ゆっくり来てみたい市場でした。

ここには掲載しなかったもので、
路地裏にある、トンヘムルフェのムルフェや、
(この日はもう秋なので、水と氷は出て来ませんでしたが)
貴金属通りにある、ウォンジョハルメナッチの
元祖ナッチポックム(最期の炒めごはんがおいしい!)なども食べ、
充実した旅でした。
どれも、マシッソヨ!(おいしい)
それに、ッサダ!(安い)
政治問題で揺れている日韓ですけど、
韓国の方々は親切で優しかったです。
カムサンミダ!(ありがとうございました!)

一緒に韓国へ行った、ces参加者のブログも読んでね。
http://yporcini.hateblo.jp/category/食

ces韓国の旅、2012−4

上記がそのセンマッコリ。
もちろん、抜群においしかったですが、
発酵ものでセン(生)だから、
いつ飲んだかにより、味が変化するので、
この日と、別の日では、味が違うはず。
この日は後味がヨーグルトのような味で
おいしく、昼間から、くいくい、いきました。
飲めない方にも、少々なら、おいしく飲めるようでした。

韓国でおいしいのを飲む度に
日本で売られている発酵を止めて、
甘味料を添加しているマッコリを
マッコリだと思って欲しくないなーと
いつも思います。
(と、いう訳で、個人には対応していない輸出を
特別にお願いして、買える事になったので、
今度のお教室/11月18日と20日の参加者は飲めますよー)






山の上には、名物の黒やぎなどを食べさせるレストランが
いっぱいあります。
そこで、マッコリと一緒に食べたのは,フクヨム(黒やぎ)プルコギ
全く臭みなく、おいしかったです。




















上記は、鴨のプルコギ。
鴨もアヒルも私の辞書によれば、ハングルでオリと言うようなので、
市場でアヒルも見かけるのもあって、
アヒルが出てくるのかな?と思っていたのですが,
食べたら、鴨でした。

もちろん、一緒にいろいろ、パンチャンも
たくさん、出てきましたが、
上記はム。
いつも野菜がいっぱいで嬉しいです。


















ces韓国の旅2012−3

4日目は、今回のメインイベント、
金井山城土産酒・クムジョン サンソン トサンジュでの
マッコリのヌルク作り体験。
上記はクジョンサンの山の上にある会社の工場+事務所。
前に行った時と絵が変わっていました。
頻繁に描き変えるのでしょうか?魅力的な絵が目印です。
山の上でローカルバスを降りると、
もう、あたりには、強いまっこりの香りが漂っていますから、
すぐ判ります。

ここは、韓国でただ1軒、昔ながらの麹の作り方をしている会社です。
パク大統領(今、大統領選で出ている方は長女)から、
民俗酒第一号として許可されたマッコリです。
長ーい、日本も関わった歴史も含め、
山奥という事もあって、昔ながらの作り方が残っているそうです。



ヌルク作り体験は、古い道具や写真が展示してある展示館の外で突然、始まりました。
手も洗わず作ったんですが、雑菌にも強い麹だとか。
みんなで、麦を捏ねる事、数十分、(本当はもっと)
先生のokが出たところで、丸め、それを布に包み、踏みます。
もちろん、体験はビニール袋を履いてやりました。
それを、下記のような室で発酵させて、作ります。
廻りを厚くするのは、むかーし、慶応大学の先生の
助言で始めたそうです。















この日も午前中は、
社長のお母さま他、アジュマ達が
作業し終わって、休んでいらっしゃるところにお邪魔して、
室を見せて頂きました。
すごい光景、室にはたくさんの菌が住んでいるんでしょうね。


そして、もちろん、すごい勢いでぶくぶく発酵しているところも

特別に見せて頂きました。
みんなから、歓声があがる程、迫力ある発酵してました。
これは、企業秘密で、写真は駄目という事で撮りませんでしたが、
忘れられない光景で見る事出来て、すごーく、感激しました。

ces韓国の旅−2















3日目は高速バス+ローカルバスを乗り継いで、
ナガンウプソン ミンソッマウルに行きました。
事前に調べて、ナムドウムシク ムンファクンジャンチ(food fes.)が
この週末開催されるという事が判ったので、旅の日程をそれに合せました。

ここは、みな、昔ながらのお家を保存しながら、
暮らしていらして、この日も屋根のふき替えをしているお家もありました。
上記はかまどで、煮炊きとオンドル用です。

 
動物と一緒の暮らしをしているお家もありました。
観光客向けのお仕事をしているお家は見る事が出来ます。

 
肝心のフェステイバルは、今までcesで行った、
2008年のキムチフェスティバルや
昨年のマッコリ、発酵食フェスティバルより規模の小さいものでした。
そして、いつも思うのは、英語表記がないので、
展示が今一つ判らない事です。
まあ、私がハングルを勉強すれば、いい事なんですけど。

上記はたくさんの料理研究家の方々が展示をしてらした、お料理の1つです。
地方の伝統食というより、少々、現代的な感覚も取り入れたお料理が
多かったようにお見受けしました。
さすが、手のこんだものが多く、きれいでした。

 
この日のお昼は、パジョン、テジカルビ、クルビなども食べたのですが、
私がハングルのバス停の時刻表を見間違い、
本数の少ない、山のバスを1時間も待つ事になり、
せっかく、スンチョンで『むつごろう』を食べて帰ろう!と思っていたのに、
食べる時間がなくなってしまいました。
みなさん、ごめんなさーい!!!
でも、このローカルバス、150%位の混み混みで、
田舎のハルモニ、アジュモニが叫ぶやら、歌うやら、
最期は踊るハルモニも登場で楽しいバスでした。

で、釜山に戻って,テジクッパ、マンドゥと
上記、初めてのメーカーのドンドン酒で
夜食にしました。

ces韓国の旅、2012−1


個人の旅は別として、cesの旅としては、3回目の韓国、
今回は、南を廻ってきました。
今回は総勢10名で、うち1歳児が居たのですが、
韓国の方々が親切、子供好きで、地下鉄や、バスの中であやしてくださって、
赤ちゃん連れの効果すごかったです。

上記は、2日目に行った、クポシジャン、いつでも市場はやっているんですが、
3と8のつく日は、特に大規模な市になるので、
市場好きとしては、なんとしても、この日に行ってみたかったんです。
ソウル郊外のモランも楽しいですが、ここも、勢いあって、
こういう市場が成り立っている韓国が羨ましいです。

 
唐辛子を挽いてもらいました。
市場は盛んでも、日本以上に,自給率の低い韓国。
買う時のコツは韓国産を買う。安いのは中国産ですよ。

 
この市場で見かけた,蜂入り、蜂の巣。
買った方は蜂どうするのかしら?

この他、今回初めて見たものに、皮を剥いた牛の頭がありました。
すごーい! 重ーい、恐い、あの頭を持って帰って、どう料理するのでしょうか?
ここは、他にも、生きた犬,黒やぎ、あひる、鶏なんかが、居ました。
写真はここには、掲載しませんけど。


お買い物も済んで、お昼は、ここから、比較的近い、
以前も行った事のある、カヤミルミョン&ソンカルグクスへ。
上記、アーティスティックに感動的に美しい、ミルミョン。
今回はハングル判る参加者のおかげで、細かい、メニューの違いも判明。
それぞれが、いろいろなものを頼み、シェアしました。
大勢で行くと、いろんなもの食べれていいですよね。
冷麺系も北朝鮮のものから、南部のミルミョンまで、
原料、汁の作り方、太さ、腰、いろいろ違い、奥が深い。
まあ,考えてみれば、
日本だって、うどんと言っても、讃岐から稲庭まで、いろいろあるんだから、
当たり前ですけど。
いろいろな場所で食べてきましたが、まだまだ、いろいろありそうです。

 
夜は韓国客にも有名なトンネハルメパジョンへ。
アラカルトでいろいろ頼んで、お店の奥さまにもいろいろ質問して、
親切に答えて頂き、初めて食べるめずらしいお料理もあって、
みんなで、おいしく頂きましたが、
その中でやはり、パジョンは
他店とは違い、ダントツにおいしかったです。
(他店だって、おいしいですけど)
残念だったのは、オミジャのドンドン酒がなかった事。
普通のも充分おいしかったですけど、いろいろ飲んでみたい私ですから。

旅はまだまだ、続きます。→→→→