2015年11月24日火曜日

vol 22. 菅間繭子さんの『残りものには福がある』−3

2から続く


さて、さて、では、今日の残り物で作るおいしいものは、
フランスパンの残りで作る”ベジローフ”です。


材料

残ったフランスパン
玉ねぎ
にんにく
なす
パプリカ
残ったきのこのマリネ
グリーンアスパラ
くるみ
こんにゃく

菜種油

オートミール
薄力粉
豆乳
醤油
ハンバーグシーズニング(ナツメグ、ガーリック、コショウ、塩)
塩、コショウ

作り方

1、玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
2、なす、パプリカはコロコロに切る。
  きのこのマリネ(丁度あったので、入れたが、なくても良い)   
  を粗みじんに切る。
  グリーンアスパラは5~6cmに切る。くるみも刻む。
3、フライパンに菜種油を入れ、玉ねぎ、にんにくを炒める。
4、3になす、パプリカ、きのこ、くるみの順に入れ、炒める。



5、アスパラは茹でる。
6、フランスパンをクラッシュし、パン粉状にする。



7、こんにゃくをクラッシュする。
(ぷりぷり、ジューシーになる)



8、4、6、7、オートミールを混ぜる。
9、8に薄力粉、豆乳を加え混ぜ、
  ハンバーグシーズニング、塩、こしょう、醤油を加える。
10、型にペーパーを敷き、9を半分入れ、ギューと押す。
   


11、アスパラを並べ、また、9を入れる。


12、予め、180℃に温めておいたオーブンで30分位焼く。


焼き上がり!




冷えた方が切り易いんですが、
お腹もすいたので、すぐ切ってくださいました。



盛りつけて頂き、いただきまーす!

こんにゃくの食感がなんとも楽しいベジローフ。
今度、私も作る時にこんにゃく入れてみますね。
パンの残りもいろいろ使えるんですね。
野菜を食べないお子さん達にもこれなら、大丈夫。
とっても、おいしかったです!



ちょっとしたお野菜は庭で作っていらっしゃいますから、
この日もそんなお野菜が添えられていました



繭子さん、
普段、パンやお菓子を作り、
ご自分のカフェや宮崎のお店に卸しているそうですが、
後日頂いた、グラノーラが絶品。
4種あるそうです。


食後はまた、移動して、
カフェと雑貨のお店も見学。
貴也さんの構想の中にも小屋プロジェクトがありましたが、
こちらも小屋って感じの建物がかわいいです。
小屋が欲しい!って思わせる建物です。




なんでも自分達で治したり、作ったりしてしまうのが、
すごい、智慧ある暮らしで、
自分で作るのって、楽しいですし、
出来上がると、愛着と満足感、人一倍ありますよね。

この連載は、大袈裟に言えば、
食べ物を通して、これからの世界を考えるというものですが、
いろいろな方々の暮らし方からも学び、
無限の経済成長なんてないと知った
有限の地球の私達の暮らしを
見直すきっかけになれば、いいなーと思っています。

photo by 千葉祐子 時々、林とトラオ


vol 22. 菅間繭子さんの『残りものには福がある』−2

1から続く

ぐっすり寝て、鳥の声で目覚めた朝、お部屋はこんな感じ
1部屋だけ、すでに、きれいになったお部屋です。



海がすぐ近くなので、散歩して幸島を望遠鏡で見てみましたが、
サルは見えませんでした~!


バナナが自生しているんですよ。
暖かいんですね。


散歩から戻ると、朝ごはんが出来てました!


朝ごはんは、玄米食で身体に良さそう。


そうこうする内に、
ららちゃんが ICHIKI GROBAL SCHOOLナナイモ(幼稚園)に
登校する時間です。


私達もちょっと、見学。
先生の菊池さんは、元小学校の先生だそうです。
貴也さんは、いろいろな学校を見学していて、
従来の教育とは、違う、
『非形式的教育』って言われる学校をやろうとしていて、
子供の興味に従って、
いろいろな体験が出来る自由な幼稚園です。

みんな楽しそうで、元気いっぱいでした。



くわしくは、下記、ブログで。
http://igsnanaimo.blogspot.jp

で,
やーっと、本題、『残り物には福があるレシピ』を
紹介して頂く為に、
繭子さんと、お家に移動です。


下記、見てください。
このクラシックなシトロエン!
動くのかな?と思える程のクラシックさ。
暮らし方を知ってるお友達から、
『車いらない?』と電話来て、丁度探していたから、
『居る』と菅間さんが答えて、
来た車見て、ちょっと、びっくり!
最初は、『これ乗れるの?』と繭子さんも、思ったそうですが、
これで、気持ちよく疾走する繭子さん、かっこ良かったです。


で、こちらがお家


隣に、以前は、B&Bだった小屋。
小屋ってかわいい。
男性3人が泊まった事もあるとの事。
なんか、狭くって、かえって楽しかったでしょうね。


いろいろ手を入れて、素敵なお家になってます。


3につづく

vol 22. 菅間繭子さんの『残りものには福がある』−1

宮崎に『残り物~』の取材で行ってきました。
私、林は、宮崎に旅するのは初めて、興味深々で、
カメラウーマン千葉ちゃんと相棒トラオくんと3人で
空港から串間市へ向かいました。


これから向かう場所は、
下記、サイトのcafe10
http://www.10-lig.com

お料理だけでなく、暮らし方そのものも、
興味の対象です。

どんな所か楽しみにしながら、
最高にいいお天気と
海(サーフィンにもいいスポットがあるそう)を
眺めながらのドライブ


南下するにつれ、
もしかして、昔、読んだ立花隆著『サル学の現在』に
出て来る島って、こっちの方かなー?と思っていたら、
なんとなんと、京大霊長類研究所の幸島観察所の真ん前に
今、カンマファミリーが、仲間達でリノベート真っ最中の
TAGIRI HOTELは、ありました!!

後でお聞きした所によると、
サル学の功労者三戸サツエさん
(猿がさつまいもを洗って食べる習慣、また、それが伝わるのを発見した)ゆかりの、
以前、湯治場として使われていた建物なんだそうです。
下記は、これから手を入れる外観。12月open予定だそうです。




今回、残り物レシピを紹介してくださる菅間繭子さんは、
ご主人貴也さんと、
ららちゃん、りりちゃんの2人のお子さんと、
宮崎県の串間市で、
お菓子、パン作り、cafe, shop, B&Bなどをしながら、
暮らしてらっしゃいます。
ここは、自然の豊かな場所で、
サーファーの菅間さんによれば、サーフィンにもいい場所だそうです。



この串間市には、
サルの島だけでなく、
もっと、南下すると都井岬には、野生の馬も居るという事で、
馬を観に行ったのですが、夕方だったので、
群れはもう、寝に帰ってしまったようで、
食いしん坊な1頭だけに会えました。



夕陽がすごーく、きれいでした。


帰ると菅間さんとみなさんが夕食の用意してくださっていました。



レストラン部分も、
これから、キッチン含め、なおす所だそうですが、
今の状態も味があってなかなかです。



TAGIRI HOTELのマネージャー黒田さん



お食事、おいしそうでしょう!
ガーデンサラダ、キヌアのサラダ、きのこのマリネ


ナスの重ねオーヴブン焼き


アボガドパスタ


その他、チーズフォッカチャ、デーツとくるみのボール
今日のお食事は
野菜中心のmenuが私好みで、
とっても、おいしかったです、ごちそうさま!

♦︎♦︎♦︎♦︎

いろいろお話を伺いながら、頂いたのですが、
貴也さんと繭子さんは、
以前は、千葉の鴨川で自給自足的生活をしてらして、
1から始めて、4年経った暮らしがやっと形を成してきた頃に
311が起こりました。
放射能問題は、
これから子育てという2人にとっては、
鴨川での暮らしを捨て、
出来るだけ遠い所へ、移住するという選択肢しか
考えられなかったそうです。

みなさんは、『放射線像』という本ご存知ですか?


眼に見えないものを可視化した本です。
これを見ると、怖いですね。

で、後ろ髪を引かれながらも、縁あって、串間市へ。
今では、お住まい、cafe, hotelといろいろな場所に
お仕事、活動の場が広がっていますが、
最初は、ご自分のお家も
以前の住人の荷物を片付け、
自分達で家を治す所から始めたそうで、
とっても、大変だったそうです。

そして、今は、ここを
下の図のような場所にして行きたいと、
いろいろな構想を練ってる所だそうです。


そして、そんな暮らしに共感して、
移り住んだメンバーのみなさんです。

それぞれの得意分野を担当して暮らしていらっしゃいます。
TAGIRI HOTEL,レストラン、マネジャー黒田さん、
クラフト担当、中村さん、
CAFE10店長、梶原さん、
そして、 ICHIKI GROBAL SCHOOLナナイモ(幼稚園)の菊池さん。
レストランのシェフの方もこれから移住してくるそうです。

2に続く


2015年11月8日日曜日

cesのおいしいフリマとSECOND HARVEST

11月22日、雨なら23日開催のフリマのお知らせです。



おいしいフリマ at cooking eating studio

11月22日(日)
雨なら23日(月)
開催時間*11:30~14:00
場所*鎌倉市長谷5-10-3 / cooking eating studio
   0467-25-3755

▲お昼にぴったりのスナック(持ち帰りも可)

キッズが作る、Hot dog 、
にらの薄焼き、ピンデトック
cesの刈包(中華バーガー)
korean豆かん

drinkいろいろ(持ち帰り不可)

▲いろいろ、おいしいお買い物

ヘブンズテーブルの天然酵母パン
imoccottiのパン、ビスコッティ
守屋さんの手作りお菓子
せぱまるのお菓子
cafe 10のグラノーラ
cesのおすそわけの漬け物、ピクルス、総菜

与呂見の無農薬玄米、白米
石巻、遠藤水産の海産物
ばっぱの珈琲
能登、七尾のお醤油
白井こんぶ処の昆布

陶芸家のお皿
najimuiのカード、ぽち袋

みんなの持ち寄りフリーマーケット
(陶器、洋服、雑貨)

フードバンク
second harvestを通し、いらない食品を貧困家庭支援の為に寄付。
余り物あったら、ご持参ください。
(賞味期限1ヶ月半以上あるもの。未開封のもの)

子供達も仲間も一生懸命おいしいもの作ってお待ちしております。
どなたでもお誘い合わせの上、いらしてください。
天候による開催延期については、
ces サイト、top pageに記載
http://www014.upp.so-net.ne.jp/cestudio/

上記、second harvestについて、少々、補足しますね。
『もったいない』日本の食品の廃棄を少しでも
ごはんを食べれない人達へ届けて有効利用しようと、
2000年に始まった団体です。
下記ご覧頂ければ、判ります.

http://2hj.org


時々、虎尾+林はお手伝いに行ったり、
食品の寄付をしたりしています。
(下記、先日に行った時の食品の箱詰め作業の様子)


日本には、6人に1人、ごはんの食べれない子供がいるそうです。
でも、廃棄している食品は、年間お米の生産量に匹敵する位、捨てているそうです。
みなさんも余ったものあったら、持って来てくださいね。

また、ボランティアに興味ある方は一緒にどうですか?