2015年11月24日火曜日

vol 22. 菅間繭子さんの『残りものには福がある』−1

宮崎に『残り物~』の取材で行ってきました。
私、林は、宮崎に旅するのは初めて、興味深々で、
カメラウーマン千葉ちゃんと相棒トラオくんと3人で
空港から串間市へ向かいました。


これから向かう場所は、
下記、サイトのcafe10
http://www.10-lig.com

お料理だけでなく、暮らし方そのものも、
興味の対象です。

どんな所か楽しみにしながら、
最高にいいお天気と
海(サーフィンにもいいスポットがあるそう)を
眺めながらのドライブ


南下するにつれ、
もしかして、昔、読んだ立花隆著『サル学の現在』に
出て来る島って、こっちの方かなー?と思っていたら、
なんとなんと、京大霊長類研究所の幸島観察所の真ん前に
今、カンマファミリーが、仲間達でリノベート真っ最中の
TAGIRI HOTELは、ありました!!

後でお聞きした所によると、
サル学の功労者三戸サツエさん
(猿がさつまいもを洗って食べる習慣、また、それが伝わるのを発見した)ゆかりの、
以前、湯治場として使われていた建物なんだそうです。
下記は、これから手を入れる外観。12月open予定だそうです。




今回、残り物レシピを紹介してくださる菅間繭子さんは、
ご主人貴也さんと、
ららちゃん、りりちゃんの2人のお子さんと、
宮崎県の串間市で、
お菓子、パン作り、cafe, shop, B&Bなどをしながら、
暮らしてらっしゃいます。
ここは、自然の豊かな場所で、
サーファーの菅間さんによれば、サーフィンにもいい場所だそうです。



この串間市には、
サルの島だけでなく、
もっと、南下すると都井岬には、野生の馬も居るという事で、
馬を観に行ったのですが、夕方だったので、
群れはもう、寝に帰ってしまったようで、
食いしん坊な1頭だけに会えました。



夕陽がすごーく、きれいでした。


帰ると菅間さんとみなさんが夕食の用意してくださっていました。



レストラン部分も、
これから、キッチン含め、なおす所だそうですが、
今の状態も味があってなかなかです。



TAGIRI HOTELのマネージャー黒田さん



お食事、おいしそうでしょう!
ガーデンサラダ、キヌアのサラダ、きのこのマリネ


ナスの重ねオーヴブン焼き


アボガドパスタ


その他、チーズフォッカチャ、デーツとくるみのボール
今日のお食事は
野菜中心のmenuが私好みで、
とっても、おいしかったです、ごちそうさま!

♦︎♦︎♦︎♦︎

いろいろお話を伺いながら、頂いたのですが、
貴也さんと繭子さんは、
以前は、千葉の鴨川で自給自足的生活をしてらして、
1から始めて、4年経った暮らしがやっと形を成してきた頃に
311が起こりました。
放射能問題は、
これから子育てという2人にとっては、
鴨川での暮らしを捨て、
出来るだけ遠い所へ、移住するという選択肢しか
考えられなかったそうです。

みなさんは、『放射線像』という本ご存知ですか?


眼に見えないものを可視化した本です。
これを見ると、怖いですね。

で、後ろ髪を引かれながらも、縁あって、串間市へ。
今では、お住まい、cafe, hotelといろいろな場所に
お仕事、活動の場が広がっていますが、
最初は、ご自分のお家も
以前の住人の荷物を片付け、
自分達で家を治す所から始めたそうで、
とっても、大変だったそうです。

そして、今は、ここを
下の図のような場所にして行きたいと、
いろいろな構想を練ってる所だそうです。


そして、そんな暮らしに共感して、
移り住んだメンバーのみなさんです。

それぞれの得意分野を担当して暮らしていらっしゃいます。
TAGIRI HOTEL,レストラン、マネジャー黒田さん、
クラフト担当、中村さん、
CAFE10店長、梶原さん、
そして、 ICHIKI GROBAL SCHOOLナナイモ(幼稚園)の菊池さん。
レストランのシェフの方もこれから移住してくるそうです。

2に続く