『残り物には福がある』の vol.5は、
知多半島にあるカフェ『ひとつむぎ』です。
今年(2014年)、お母さん、お父さんになる前田さんご夫妻は、
東京から、ご主人の地元である愛知県の知多半島へ戻り、
カフェ、『ひとつむぎ』を始めて、4年、今ではすっかり、地元に定着しています。
温かい雰囲気の気持ちのいいお店で、
決して、便利とは言えない場所にありながら、
この日のカフェ時間もお客さまが出たり入ったり。
そんな中、子供連れの方が入ってらして、
大人は右の席に向かい、
小さいお子さんは、左の別の場所に向かうので、
ムム、何してるのかなー?と、見ていたら、
ごそごそやってる辺りから、おもちゃが出てきて、
席へ持っていきました。
おもちゃの在処を知っていたようで、
こういう繰り返し来てくださるお客さまがいるというのは、
地元で、愛されているお店という証拠ですね。
『ひとつむぎ』は、食材にもこだわり、
自家菜園のものや、近くの菜園のもの、
有機のものや、フェアトレードのものなどを使っていて、
パンやお菓子も手作りです。
この日も丁度、『お豆腐マフィン』がおいしそうに焼き上がったばかりでした。
私達がおさんじに頂いたお菓子もおいしそうでしょう
奥が『黒糖しょうがの豆乳プリン風』で、
手前が『さつま芋とメイプルのチーズケーキ』です。
チャイもすごーくおいしかったです。
で、本題、『残り物には福がある』です。
今日作ってくださるものは、
『だしがら昆布とお揚げのスイートチリ炒め』と
『素あげ大根葉のパリパリサラダ』です。
『ひとつむぎ』のまかないメニューだそうです。
ランチ用に使うだし昆布の残りを使う為に考えた、ごはんのお供。
もう1品は、余った大根の葉をじっくり素揚げすると、
薄い昆布か、わかめのようになって、
グリーンサラダのアクセントにいいだそうです。
冬大根は特に、夏に比べ、葉っぱも根同様に甘くっておいしく、
葉っぱを食べ切るメニューの1つだそうです。
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『だしがら昆布とお揚げのスイートチリ炒め』
材料
昆布 10g(乾燥時)
にんにく(みじん切り) 小1
にんにくオイル 大さじ2(刻んだにんにくをオリーブオイルに漬けてある。)
スイートチリ 大さじ1 1/2
ナンプラー 小さじ1
油揚げ 1/2枚
ごま 適量
作り方
1、だしをとった後の昆布を細かく刻む。にんにくはみじん切り。
油揚げも細切りにしておく。
2、フライパンににんにく、にんにくオイルを入れ、昆布を入れ、炒める。
3、スイートチリ、ナンプラーを加え、水分がなくなるまで、炒める。
4、油揚げを入れ、炒める。
5、皿に盛り、ごまをかける。
出来立てを頂きましたが、ごはんのお供に最適です。
和風に見えながら、エスニックな味付けで、
それが、また、いいです。
常備しておくと、いいですね。
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『素あげ大根葉のパリパリサラダ』
材料
大根葉 適量
油 適量
サラダの材料
水菜、ベビーリーフ、きゃべつ、にんじん
自家製、和風ドレッシング
1、大根葉は刻んでおく。
2、水気をよく、取り、低温の油で揚げる。(透明感出て、ぱりぱりになる位。)
3、上記野菜を盛り付け、上にのせる。
パリパリにあがった姿は言われなければ、
大根葉に見えません。
ぱりぱり感もおいしく、のりみたいな感じですが、
のり程、すぐには、しなしなにはなりませんから、
アクセントにいいですね。
また、自家製、和風ドレッシングがおいしかったのですが、
企業秘密??でしょうけど、ちょっと教えて頂きました。
にんじん、大根、しょうがをフードプロセッサにかけ使っているとの事。
また、ベースは、味醂、酢、醤油、米油だそうです。
ところで、この日使ったナンプラーは、地元産で、
豊浜水産物加工業協同組合の
『しこの露』
知多半島でも作っているんですね。
魚醤は、韓国、中国、東南アジア、はたまたイタリアなどでも作っていて、
cesでは、お教室のベトナムの旅で、ニョクマム作りを見学に行きました。
ひしこいわしがある所、魚醤ありですね。
(能登半島などは、材料がイカだったり、
秋田は、はたはただったりしますけど)
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食材に恵まれた知多半島、柑橘類やいちじくなども有名です。
知多半島高速道、東浦、知多ICからすぐなので、
ぜひ、観光の折には、お店にもどうぞ。
おいしいランチやおさんじが待っていますよ。
photo by 千葉祐子
photo by 千葉祐子