2017年6月10日土曜日

韓国、山菜、漢方、まっこりの旅-4、釜山、大田


5日目は、朝ごはん、有名な『済州家』(チェジュガ)で
あわびのお粥(チョンボチュック)を。
あわびのお粥は、自分でも作りますが、
肝をごま油で炒めるのが肝心ですよ。
あわびも固くなく食べ易いです。
自分でも、とってもおいしく作れますよ。


食べ物情報の間に閑話休題。

釜山は朝鮮戦争時に北から逃げて来た人達がたくさん居て、
山を切り崩し、家を作り暮らし始めたので、
斜面にびっしり家があります。

韓国のマチュピチュとも言われる甘川洞は
甘川洞文化村(カムチョンドンムナマウル)として、
観光客が家々の間を散策する事が出来ます。
ここも、何回か来ている釜山ですが、今まで、機会なく、
今回初めて行きました。


天気もよく、カフェやお店もいろいろあり、
途中、道を教えてくれる親切な地元のおじいさんや、
初めて見るおもしろい飴売りのおじいさんに
この飴をかんなで削って貰いました。


削った後はこんな風。歯につくのが、問題です。
楽しいのどかな散歩を楽しみました。


お昼は東莱(トンネ)へ、パジョンを食べに移動です。
東莱ハルメパジョンも、前に食べた事あるのですが、
他とは全く違うので、何回でも食べたくなります。
町が、昔よりにぎやかになり、ちょっと、また、迷ってしまいましたが、
お店の前のタイヤが屋根に乗った家は健在でした。
(お店は素敵な建物なんですが、
このタイヤの家との対比がなんともおもしろいのです)


焼いている所は、企業秘密で、撮影は不可です。
生地は、本当すごーくゆるい生地で、
日本のお好み焼きで言えば、広島風です。
何回もの行程をへて、出来上がり。


きのこのです。
美しいでしょうー!
早く食べたくって、ブレブレです。


その他、おいしいおかずの数々



そして、やっと、ここに
”どじょう汁”(チュオタン)があったのでそれも頼み、


また、”たにしの煮物”と日本語で書いてあったので、それも頼みました。
えごまの汁に干し菜やいろいろ入ったもので、
この中に、”ほや”に煮た味の、とても、小さいものが入っていたので、
質問したら、お店の方が、ハングルを書いてくださって、
”ミドドック”というもので、
日本語では、”えぼや”と言いますと教えてくださったのだけれど、
私達みな、だれも、その”えぼや”というものを知らなかったです。
後で調べましたが、見た事も聞いた事もないものでした。
前記した、”しじみ”もそうでしたが、これも、
すごーく小さいものを丁寧に手間かけて料理していますね。


ドンドンジュもおいしく幸せなお昼でした!


夕方、KTXで大田(テジョン)へ。
ここは、明日の俗離山(ソンニンサン)行きの為に泊まる中継地な上、
ここのおいしいものは?と友人に聞いても、
あんまり、答えが出て来ない町で、
繁華街をウロウロしてもお店決めれず、
結局、こちらへ来てからTVで人気のペク ジョンウォンさんの
チェーン店が眼に入ったので、入ってみました。
まあ、ビールの為ですけど。
若者向けのワイルドな感じ。
よく、韓国ドラマに登場のジャージャー麺も初お目見え。
それなりに楽しめました。


その他、この日までの夜ごはん、釜山では、
ドジョウやさんを、見つけられず(閉店したのか?)
ビールが飲みたいような暑い日だったので、結局、チキン初体験。

これで1皿なんて、食べきれませんが、
ぱりぱりおいしかったです。
市場のお店などでは、過激に1羽を開いてそのまま、揚げてるので、
ワイルドだなーと、びっくり!


別の日も、別のどじょうやさんに行ったのに、お休み。
で、釜山のミルミョンを食べました。
前に行った、蓮山洞のお店『クッチェミルミョン』でなく、
今回は、時間も遅かったので、有名な『ハルメカヤミルミョン』ヘ。

この冷麺は、他の地方の冷麺のように、
そば粉、緑豆粉、じゃがいもやとうもろこしの澱粉などで作るのではなく、
小麦の麺です。


こちら、汁なし。
ほんと、お店毎に麺も違い、味も違い、恐るべし、冷麺です。



3日目、遠くからやっと帰り着いた西面のホテル近くで、
ソウルでは、見かけないデジクッパ(豚の)を
テジクッパ通り、『浦項デジクッパ』で。


スンデ入り
普段、あまりお肉食べないのに、かなり食べてますが、
なんと言っても、キムチ、まっこりなど、
発酵ものと一緒に食べているので、
お腹は平和です。



そして、上記のような、簡単な夕食の日は、
求礼などで買ったまっこりあるので、ホテルで1杯。
なんと、1本、1500w(150円。高い方)位で、
生のまっこりが飲めるなんて、幸せです。
日本で売られているのでは、発酵を停めていたり、
甘味料を入れてあったりで、
本当においしいのは、こちらへ来ないと飲めません。
(もちろん、こちらでも、甘味料入っているものと、
そうでないものありますが)
お腹にもよく、おいしく、度数も低いので、ほんと、生まっこり好きです。