2014年6月24日火曜日

『残り物には福がある』vol11レシピ −by 林恵子


冬から春にいろいろな方々を訪問し、
『残り物には福がある』レシピを紹介して頂きました。
まだ、まだ、旅は続くのですが、
この辺りで私のレシピも、また、ご紹介しますね。

みなさん“一銭洋食”って言葉聞いた事ありますか?

もちろん、いくら、この私でも、一銭が存在した時代は知りませんが、
これは、関西発祥のお好み焼きの前身のようなもので、
粉を水で溶いて焼いたものに、
ねぎをぱらぱらして,ソースをかけたものだったようです。
ものがなかった時代の貴重なおさんじでしょうか。

そんな“一銭洋食”のces版をご紹介。




これが、何故生まれたかというと説明の前に、ちょっと、前置き。




cesの子供のお教室では、
もんじゃ焼き、広島お好み焼き、関西風お好み焼きの
3種を作り、比べながら食べるというお教室を時々開催します。
同じような材料なのに、作り方の違いや、食べて、味の違いを比べます。




先日のお教室で広島お好み焼きを真剣に焼いている所です。




広島お好み焼きは何度もひっくり返すのがなかなか難しいです。

でも、ほら、子供でもうまく出来ました!




cesでは、広島お好み焼きの生地は前日に作っておいて、

冷蔵庫で寝かせてから使います。
絶対この方がおいしいです。

いつも、お教室だと、多めに用意するので、
生地が残ります。
ある時、もったいない病の私は、
この残った生地を冷蔵庫で保存していたのですが、
もう1回お好み焼きをするのもねーと、横目で見て何日も経ってしまい、
もう、保存も限界かな?と思う日に、
それでも、捨てず、
試しに、塩っぱい版、甘い版、いろいろな味をつけて、
生地だけを焼いてみたら!

なんと、なんと、その生地、ウマーイ!
モチモチした食感がなんともおいしいので、びっくり!
具を入れない方が生地本来のおいしさが判ります。

それからは、お好み焼き時には、毎回、多めに生地を作り
“残り物には福があるces版一銭洋食“ を食べるようになりました。

みなさんも、お試しくださーい。

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ces版一銭洋食






広島お好み焼きの生地の作り方


材料
広島お好み焼き5枚分くらい

薄力粉 125g
卵 1/4個分(少量で入れにくいので、多く入った時は、水分量調節)
みりん 大さじ1/2
水 185c

作り方
お好み焼きを作る前日に作る。
1、上記水分の材料を混ぜ、薄力粉をだまがないように、よく混ぜる。
2、冷蔵庫で寝かせる。
3、お好み焼きに使う。

生地が残ったら、冷蔵庫で少なくとも2−3日は寝かせる。
(寝かせず作ったら、このおいしさには、ならないので、注意!)


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ces版一銭洋食の作り方

材料
残った生地 適量
綿実油

味付け
塩っぱい版、甘い版 各自の好みとアイデアで。

作り方
例1
1、生地75ccに塩少々、カレー粉小さじ1/2を入れ混ぜる。
2、フライパンを低温で気長に温め、水を落とすとシュルシュルとなる位
  温まったら、1の生地をお玉1杯位流し入れ、薄めに伸ばし焼く。
3、裏返し両面焼く。

+そのまま食べて充分おいしいが、
 生野菜などを乗せ,巻いて食べてもおいしい。









例2
1、生地75ccに塩少々、タイム、オレガノ、マジョラム、バジルを入れ
混ぜる。
2、3は上記と同じ。
+そのまま食べて充分おいしいが、
 バジルペーストや、チーズなどと一緒に食べてもおいしい。




例3
1、生地75ccにメイプルシュガー小さじ1/2、ナツメグ、シナモン、クローブを入れ混ぜる。
2、3は上記と同じ。
+そのまま食べて充分おいしいが、
 メイプルシロップ、サワークリームなどと一緒に食べてもおいしい。



みなさんもご自分のアイデアでいろいろな味で

食べてみてください。


photo by keiko hayashi



2014年6月18日水曜日

ces高知の旅−2


次の日、えまちゃんに教えて頂いて行ったオーガニックマーケットは、
日本で初めて、2008年に始まったオーガニックのマーケットですから、
筋金入りって、感じの
いろいろな若い方達が参加していて、高知の今を感じました。



ワンちゃんも貰い手探してましたよ。
あーあ、連れて帰りたいかわいい子でした。




道の駅には、1升瓶のゆず酢があって、
こんなに使いきれなーい!と思って買わなかったら、
頂いてしまったのですが、
たくさんあるといつもとは違う使い道を思いつき、
結局、すぐになくなっちゃいました。

道の駅には,鹿肉の太巻きなんてあって、聞いた所では、
鹿が増えて困っているとか。



夜も高知市内のお店で、すごい迫力の皿鉢料理や
土佐巻きも食べれて満足!
飲みたかった、文佳人の純米酒も飲めて良かった!
このお酒は、ces参加者に教えて頂いたもの。
若い5代目が酒造りをなさっているとか。
酒蔵に行ってみたら、お隣が飲食店になっていたので、
ここでも食べてみたかった!
駅すぐだし。



次の日、日曜市にも、もちろん行って、田舎寿司や食材、ざるなどを購入。



高知名物、アイスクリン



いつも絶対食べる、いも天も食べましたよ。
何回来ても楽しいです。



野菜の中で見慣れないものは、虎杖(いたどり)です。
(左上)



で、後日、お料理した写真です。
ちくわと煮ました。
塩漬けもありますが、
生おいしいです。



参加者が帰った後、
林、虎尾は、西の果て、三原村まで行きました。
昔は、大きな道がなく、とても辺鄙な村だったので、
村の中でなんでも(味噌とか豆腐とか)みんなで作っていたそうです。

お遍路さんの道があるので、
昔から、お遍路さんが山を越えやって来て、行き倒れ、
無縁仏となり、道ばたに埋葬されたそうです。





ここは、どぶろく特区なので、そのどぶろくを味わうため、
民宿『noko』さんに泊まり、
いろいろな村のお話聞きながら、
奥さまが、お釜で炊いたごはんで仕込んだどぶろく『源流』を堪能しました。
ご主人のお話も興味深かったです。

昨年のどぶろく祭りには、あの吉田類さんもいらしたとか。



黒ウサギさんにも寄って、
そちらのどぶろく『こぼれ雪』のお話もお聞きしました。

村では6軒のお宅がどぶろくを醸しているので、全てを購入しました!
高知はほんと、おいしいものたくさんありますねー。



この三原村では、ソーラーがたくさんあって、自家発電も。
高知には、環境モデルの町、『ゆすはら』などもあり、
地方の方がエネルギー問題に
自分達で対応している所多いですね。



後日、cesで試飲会を開催。
その時のmenuはこれ!
高知のごはん、いろいろ作りましたよー!